イマドキ若者観察

「かぶりものやカレー」オンラインで変わる大学の授業

藤田結子・明治大商学部教授
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オンラインで集合した大学のゼミ生たち
オンラインで集合した大学のゼミ生たち

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、4月以降、各大学はオンライン授業を導入しています。いま授業の風景はどのように様変わりしているのでしょうか。全国の国立大・私立大11校の大学生の協力を得て、現役学生が取材を行いました。学生たちから、さまざまな出来事が聞かれました。

顔の見えない学生

 「初回の英語のオンライン授業は顔出しが必要だが、いざZoom(ズーム、ウェブ会議システム)が始まったらサングラスをかけている人とか、かぶりものかぶっている人がいた」

 関西の大学に通う翔太さん(仮名)はこう話します。大学や授業によっては、学生は「素顔を見せない」「本名を出さない」ことも可能で、気楽に受講できるようです。

 大人数のため、学生がカメラをオフにする双方向授業では、学生の姿は教員に見えません。しかし油断は禁物。教員から突然カメラとマイクをオンにして発言するよう指名されることも。麻衣さん(仮名)の通う大学で…

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藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。