けいざい多面鏡

「コロナ自粛1カ月」トヨタ社長の“新しい働き方”

今沢真・経済プレミア編集部
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トヨタ自動車の2020年3月期決算説明会に出席した豊田章男社長=2020年5月12日、ユーチューブのトヨタ自動車公式チャンネルから
トヨタ自動車の2020年3月期決算説明会に出席した豊田章男社長=2020年5月12日、ユーチューブのトヨタ自動車公式チャンネルから

 トヨタ自動車の豊田章男社長は5月12日の決算発表で、新型コロナウイルス感染防止に向けて発令された緊急事態宣言のもとで、自らの執務状況が大きく変化し、それを踏まえて「新しい働き方」を模索していることを明らかにした。

 決算会見は同社としては初めてすべてインターネットを通じて行われた。報道陣から「コロナ危機は、自動車産業やトヨタのあり方をどう変えていくか」と問われ、この間の仕事ぶりを具体的に振り返った。

 豊田社長はまず、都道府県を越えた移動を自粛するよう求められたことを受けて「県外移動を避けるため、愛知県内のトヨタ自動車の研修所に身を置き、仕事を続けてきた」と現状を明かした。

 そして、「移動時間が80%減、接触人数が85%減となった。会議時間は30%減り、会議の資料も50%減った」と、減少したこ…

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今沢真

経済プレミア編集部

1959年東京都生まれ。早稲田大法卒。83年毎日新聞社に入社。静岡支局、東京本社整理本部を経て89年経済部。税・財政や金融政策を担当、銀行、メーカー、流通業を取材する。2013年から論説委員として毎日新聞の社説を執筆。15年6月から経済プレミア創刊編集長、19年6月から同編集部。16年「東芝 不正会計 底なしの闇」(毎日新聞出版)を出版。城西大非常勤講師のほか、日大経済学部などで教壇に立つ。