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KDDIが「auとUQを統合運営」ワイモバイルと楽天に対抗

石野純也・ケータイジャーナリスト
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KDDIはUQモバイルをUQコミュニケーションズから継承することを発表(写真はオンラインで開かれた決算説明会)
KDDIはUQモバイルをUQコミュニケーションズから継承することを発表(写真はオンラインで開かれた決算説明会)

 KDDIは、傘下のUQコミュニケーションズが運営する格安スマホの「UQモバイル」を10月1日に統合する。「au」と「UQモバイル」をKDDIで運営することで、メインブランドとサブブランドの差別化を明確にする。UQコミュニケーションズは会社を分割して、UQモバイル事業をKDDIに移管する。

 二つのブランドの料金プランも整理し、高品質で大容量のデータ通信が必要な人はau、小容量から中容量ですむ人はUQモバイルといったすみ分けを図る。同様の戦略はソフトバンクがワイモバイルとの間で採用しており、KDDIもこれを追う。この体制でワイモバイル、さらには低価格で攻勢をかけている楽天モバイルに対抗するのが狙いだ。

 統合に先立ち、UQモバイルは6月1日に料金プランを変更する。現在のプランは「S」(3ギガバイト=GB、月1980円)、「M」(9GB、2980円)、「L」(14GB、3980円)の3種類。各プランとも家族で契約すると月500円の割引を受けられる。音声通話の定額、もしくは準定額(1回10分までは定額内。10分を超えると別途料金)をオプションにすることで、シンプルで安価な料金を実現していた。

 6月1日からは「M」と「L」を廃止。代わりに設けるのがスマホプラン「R」だ。このプランは、楽天モバイルを強く意識したもので、料金も楽天モバイルと同じ月2980円。データ容量は10GBだ。使い切ったあとは速度が落ちるが毎秒1メガビットで利用できる。毎秒1メガビットあれば、サイトを見たりメールを送受信したりするのには支障はなく、動画も画質を落とせば視聴可能だ。

 データ容量は使い放題の楽天モバイルより少…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。