
鈴木さん(仮名、女性・30代後半)は、ある中小製造業の統括事業部で海外支社を担当しています。部員は20人ほどです。鈴木さんは、1月中旬から仕事で米国に行き、半年ほど滞在する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月上旬に帰国しました。
入国制限対象地域に滞在歴がある人はPCR検査(遺伝子検査)を受け、結果が出るまで自宅や施設などで待機しなければなりません。結果が陰性でも14日間は待機になります。鈴木さんは陰性でしたが、待機期間はテレワークをして4月下旬に出社することになりました。
「一緒にランチ」を断られる
緊急事態宣言中、統括事業部は基本的にはテレワークでしたが、出社が必要な部員は週2日程度出社していました。鈴木さんが久しぶりに出社すると、上司のA部長(男性・50代半ば)をはじめ7~8人の部員が社にいました。
A部長からは「無事で良かったね」とねぎらわれましたが、鈴木さんは、周りから自分の出社が歓迎されていない雰囲気を感じたそうです。しばらくして、鈴木さんがBさん(男性・…
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