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「auのポイントはPontaに統合」出遅れたKDDIの戦略

石野純也・ケータイジャーナリスト
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KDDIはauポイントをPontaに統合(写真は2019年12月に開かれた発表会)
KDDIはauポイントをPontaに統合(写真は2019年12月に開かれた発表会)

 KDDIは5月21日、auのポイントプログラムを「Ponta」に統合した。たまっていた「auウォレットポイント」は統合の手続きをすると「Pontaポイント」に置き換えられる。既存のPonta会員は、両サービスのポイントが合算される。KDDIはPontaへの統合を通じて、スマホ決済の「auペイ」を強化する考え。さまざまな店舗で使える「共通ポイント」で先行する楽天やNTTドコモに対抗する。

 利用者にとってのメリットは、ポイントがたまりやすくなることだ。Pontaの場合、加盟店でポイントカードを読み取ってもらえば、ポイントが加算される。auペイで決済すれば、ポイントは二重にたまる。auウォレットポイントは共通ポイントではなかったため、以前はこのような使い方ができなかった。

 ポイントを支払いに使える幅が広がるのも便利だ。これまでもauウォレットポイントはauペイの残高にチャージすれば支払いに使えたが、Ponta統合後は、加盟店で直接ポイントを使って支払うことができるようになった。ポイントの有効期限も延びる。従来は4年だったが、Pontaはためるか使うかするたびに、その時点から1年延長される。利用者にとっては実質的な無期限となる。

 auを利用していなかったPonta会員も統合はプラスだ。auは2019年8月に他社の回線の利用者にも「auペイ」を開放している。既存のPonta会員がauペイに登録すれば、ポイントをauペイの残高に変えて、支払いに使うことが可能だ。

 auペイはコード決済だけでなく、「au pay プリペイドカード」を登録したアップルペイでも利用できる。プリペイドカードの発行…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。