経済プレミア・トピックス

株主総会でヤマ場「大戸屋vsコロワイド」骨肉の争い

町野幸・毎日新聞経済部記者
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 定食チェーン「大戸屋」などを展開する大戸屋ホールディングス(HD)と筆頭株主の外食大手、コロワイドの経営方針を巡る対立が、6月25日開催の大戸屋の株主総会でヤマ場を迎える。コロワイドは、将来の子会社化を視野に取締役の刷新を求める株主提案を提出。大戸屋は、株主の委任状を集めて阻止する構えだ。大戸屋側の激しい反発の背景には、経営方針の違いに加え5年前のある事件の遺恨があるとみられる。【町野幸】

 「株主提案には大戸屋の未来はない」――。大戸屋HDの窪田健一社長は5月25日に開いた緊急記者会見でそう訴えた。会見に先立ち開かれた取締役会では、提案への反対を決議した。

 居酒屋チェーン「甘太郎」などを展開するコロワイドは、大戸屋の発行済み株式の19.1%を保有。提案は、現在8人の取締役を12人に増やしそのうち7人はコロワイド側とする内容で、大戸屋の経営権を握るのが狙いだ。

 これに対し大戸屋は、コロワイド傘下では「コスト削減に偏った施策が進められサービス低下につながる可能性がある」と反発。窪田氏は毎日新聞の取材に、「業務提携の協議より先に子会社化を了承するよう求められた。拙速で乱暴だ」と不信感をあら…

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町野幸

毎日新聞経済部記者

 1983年東京都生まれ。民放テレビ局記者などを経験後、2017年毎日新聞社入社。千葉支局を経て、2020年4月から東京本社経済部。流通業界や財務省などを担当。