キャリアセンター ここだけの話!?

就活より厳しい? 3年生のインターン「参加」の壁

都内・某共学大進路指導担当
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 このところ、大学4年生(2021年春卒業予定)の就活相談と並行して、3年生(22年春同)からの相談が増えている。「もう就職活動が始まっているの?」と疑問を持つ人も多いだろうが、答えは「イエス」だ。

 政府が指導する採用・選考スケジュールは、面接を行って選考を始めていいのは4年生の6月1日からだ。企業は3年生の選考は行ってはいけない。ただ、それは表向きの話で、水面下では「インターンシップ」という名の採用・選考がスタートしている。

 人気企業のインターンシップは誰でも行けるわけではない。4年生が志望企業に提出するエントリーシート(ES)をインターンシップの申し込みでも企業に提出し、そこを通過した学生だけが、インターンシップに参加できるという方式が多い。

 私のところに相談に来た学生が持っていたインターンシップ用のエントリーシートの課題は次のようなものだ。

 「学生時代に力を入れて取り組んできたことは何ですか。そこから学んだこと、気づきを得たことを具体的に教えてください」(400字)。これに当該企業の「志望動機」(400字)が加わる。さらに「自己PR」(300字)、「ゼミや部活、サークル活動」(200字)に関することを書く欄がある。4年生なら準備はしているかもしれないが、3年生は楽々とは書けない。

 別の会社のエントリーシートでは、「長所と短所を含めて自己PRをしてください」が800字と2倍になっていた。「主体性を持って最後まで取り組んだことは?」(400字)、「あなたが一番大切にしていることとその理由・背景」(400字)も求められていた。さらに、A4サイズ1枚の紙に、写真を貼ったり、カラー…

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。