「コロナ危機」経済の視点から

「コロナ後の技術革新へ」官民で“文理の壁”を壊せ

毎日新聞経済部
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東京大学エッジキャピタルパートナーズの郷治友孝社長
東京大学エッジキャピタルパートナーズの郷治友孝社長

 新型コロナウイルス感染拡大による急激な経済や社会の変化にどう対応すべきでしょうか。経営者や有識者に提言を聞きます。今回は、革新的な技術を持つベンチャー企業への投資を続けてきたベンチャーキャピタル「東京大学エッジキャピタルパートナーズ」(UTEC)社長で、経済産業省出身の郷治友孝氏です。【聞き手は毎日新聞経済部・松倉佑輔】

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、人と人との接触を減らす「新しい生活様式」を推奨するために使われる「ニューノーマル」という言葉に強い違和感がある。そこで促されているものは、人間らしい普通の社会生活ではないという点でノーマルとは呼べないからだ。

 今後は人と人との接触を減らすためのデジタル化の技術が一層進むだろうが、人間的な普通の生活を取り戻すための技術革新もより重要になってくるだろう。たとえば、現在の新型コロナウイルスへの治療薬やワクチンの開発だけでなく、ウイルスの…

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経済の動きを追う記者の集団。金融市場の動き、企業動向、政府の経済政策や日銀の金融政策を日々追跡している。ワシントン、ロンドン、北京にも経済の専門記者を派遣している。