イマドキ若者観察

大学生が実験!インスタ1000フォロワー超えの作り方

藤田結子・明治大商学部教授
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フォロワーが1000人を超えた「厚揚げな日々」
フォロワーが1000人を超えた「厚揚げな日々」

 コロナ禍でテレワークやオンライン授業が継続する中、SNS(インターネット交流サービス)が以前よりも利用されていると報道されています。今回はインスタグラムで3カ月にわたってフォロワーを増やす実験をした結果について、現役学生がリポートします。

「3カ月でフォロワー1000人達成」

 明治大学商学部の私たちはSNSの影響を研究しています。なぜ人はフォローやシェアをするのか理解しようと、インスタグラムのフォロワーを増やす実験を考案しました。 調査会社に依頼すれば多額のお金がかかります。そこで、自分たちで「やってみた」のです。

 17人がアカウントを作って、3カ月間、インスタグラムに投稿しました。結果を先に言うと、「1000フォロワー超え」が2人出ました。投稿やその反応を記録したデータを基に、フォロワーが増える投稿の法則を分析しました。

 実験では、まず1人1ジャンルに絞って投稿を続けました。各人が選んだジャンルは、「グルメ」「風景」「ダイエット」「ディズニー」「文房具」などさまざまです(図表1)。

 このうち数人は、投稿を重ねても50~60人程度しかフォロワーが増えませんでした。 その一人、翔太さん(仮名)は、東京の公園の紹介写真を投稿しましたが、フォロワーは56人のみ。

 翔太さんは「きれいな公園の写真と一緒に自分の詩も投稿した。最初はいけると確信したけど、振り返ってみると内輪向けの日記っぽくて、広くアピールする内容じゃなかったかも……」と言います。

 さらに数人は、若い女性が好きなドリンクやスイーツをテーマに投稿をしましたが、フォロワー数はさほど伸びませんでした。では、どのような投稿が1000…

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藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。