経済プレミア・トピックス

「コロナで数十万人が地方に移住?」藻谷氏講演2

編集部
  • 文字
  • 印刷
藻谷浩介さん(下)と斉藤信宏・毎日新聞編集編成局次長
藻谷浩介さん(下)と斉藤信宏・毎日新聞編集編成局次長

オンラインイベント「ウィズ・コロナ時代」(2)

 デジタル毎日のオンラインイベント「藻谷浩介さんと考える『ウィズ・コロナ時代』で世界はどう変わる」が8月6日に開かれた。地域エコノミストの藻谷浩介氏が詳細なデータを基に解説。モデレーターは毎日新聞の斉藤信宏・編集編成局次長が務めた。その報告の第2回をお届けする。【経済プレミア編集部・平野純一】

感染状況は東京と地方でまったく違う

 斉藤 新型コロナに関して実に詳しくデータを分析していますね。

 藻谷 私が示してきたデータは、アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学のホームページにアクセスすれば、誰でも見ることができます。専門家が言うことを待つ必要はありません。自分でデータを確認して自分で分析してみるところに意味があります。

 今後を考えると、アメリカやブラジルなど感染拡大がひどい国はもちろん大変ですが、台湾やタイのように感染を抑え込んだ国も、逆に大変かもしれません。いつまでも鎖国状態にしておくわけにはいかないので、どこかで海外旅行なども再開せざるをえない。そうなると、ワッと広がってしまう可能性があります。

 斉藤 なるほど、その通りですね。

 藻谷 旅行はダメ、GoToキャンペーンもやめろという人がいます。ただ、あまり知られていませんが、たとえば5月まで軽井沢や北海道のニセコといった観光地は感染者ゼロでした。おそらくは、旅行者もそこで大声を出して飲食するようなことをしなかったからでしょう。

 斉藤 たとえば地方の人が東京に来ても、それだけで感染するということはないわけですね。東京に来てライブハウスに行ったりするからうつるわけです。

 藻谷 そうで…

この記事は有料記事です。

残り2481文字(全文3177文字)

編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz