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新iPadエア「プロにかなり近づいた」使用感をルポ

石野純也・ケータイジャーナリスト
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フルモデルチェンジをしたiPadエア
フルモデルチェンジをしたiPadエア

 アップルは、デザインや機能を一新させた「iPadエア」を10月23日に発売する。処理能力を大幅に向上させ、このシリーズとしては初めて、ホームボタンがないデザインにしたのが特徴だ。iPadプロとデザインが同じになり、iPadプロ用に開発した「マジックキーボード」も装着できる。iPadエアを発売に先立ち試用した。そのリポートをお届けする。

価格を抑えて必要な機能だけ備える

 現在のiPadは、通常版のiPadと、デザインや映像制作などの仕事に使えるiPadプロの2シリーズに分かれている。通常版のiPadはホームボタンがあり、価格も手ごろ。対するiPadプロは、中央演算処理装置(CPU)などの性能を最大限に上げ、AR(拡張現実)用に距離や物のサイズを正確に測って処理できるカメラ「ライダー(LiDAR)」も搭載している。

 iPadエアは、iPadプロのエッセンスを取り入れつつ、一般の利用者向けに必要な機能を盛り込んだ1台。処理能力はやや抑えめで、カメラは一つ、ライダーも非搭載だが、価格は6万2800円からで、iPadシリーズの中では高いが、8万4800円からのiPadプロより抑えられている。

 ホームボタンをなくしたことで、画面は大きく広がった。iPadプロと比べると、画面の周りの縁は少し太いが、ホームボタンが視界に入らないので、映像を見る際に集中できる。キーボードを装着したときの姿も、まるでノートパソコンのようだ。

「フェイスID」はないが

 iPadエアには、ホームボタンのないiPhoneやiPadプロに搭載されている「フェイスID」がなく、生体認証は指紋センサーの「タッチID」を…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。