週刊エコノミスト Onlineから

グラフの声を聞く「株価急落」の予兆?原油失速の意味

週刊エコノミスト Online
  • 文字
  • 印刷

 今年3月、米連邦準備制度理事会(FRB)は空前の量的緩和に踏み切り、総資産額は2カ月で6割も膨張した。だが大統領選を意識したのか、6月以降は資産拡大を停止、タイムラグを置いて相場に影響が出始めた。金が8月上旬、原油が8月末、米国株が9月上旬と、先物市場の規模が小さい順に価格が天井打ちしている。

 注目は予想インフレ率も8月下旬に頭打ちとなったことだ。予想インフレ率とは物価の方向性(デフレやインフレ)を示すもので、主に期間10年の普通国債と物価連動債の利回り差で算出される。

 この予想インフレ率は原油価格に連動しており、両者の相関係数は直近10年間で0・85と大きい。これは普通国債と物価連動債で原…

この記事は有料記事です。

残り243文字(全文543文字)

週刊エコノミスト Online

ビジネス誌「週刊エコノミスト」のウェブ版に、各界の専門家やライターらが執筆します。