知ってトクするモバイルライフ

ドコモ「5G普及作戦」実質3万~5万円台スマホ投入

石野純也・ケータイジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷
NTTドコモは冬春モデルで5G対応のスマホを拡充
NTTドコモは冬春モデルで5G対応のスマホを拡充

 NTTドコモは冬春商戦で、iPhone12シリーズに加え、5Gに対応したアンドロイドの中位機を拡充する。2年間の利用後に端末を返却すると、残りの支払いの3分の1が免除される「スマホおかえしプログラム」適用の場合、実質価格は3万~5万円台になる。

 新しい5Gの中位機は、サムスン電子の「ギャラクシーA51 5G」、LG電子の「LGベルベット」、富士通の「アローズNX9」、シャープの「アクオスセンス5G」の4機種だ。

中位機の充実で5G契約増やしたい

 アクオスセンス5G以外は、中央演算処理装置(CPU)にクアルコムの「スナップドラゴン765G」を採用し、高機能モデルに近い位置づけだ。ギャラクシーA51 5Gは、背面に四つのカメラを搭載。LGベルベットは、ディスプレー付きの専用ケースがあり、これを付けると2画面スマホになる。出先でのビデオ会議などで便利そうだ。

 アクオスセンスは、1ランク低いCPUだが、価格はさらに安くなる見通し。発売が来年春と先になるため、正式な価格は発表されていないが、ボディーが共通の4G版「アクオスセンス4」より、大幅に高くなることはないという。アクオスセンス4が3万円台後半のため、同5Gは4万円前後になりそうだ。5Gスマホは、発売当初は高機能モデル中心で割高感があったが、徐々に気軽に買える中価格帯の端末が増えてきた。

 電気通信事業法が2019年10月に改正され、端末の割引が約2万円に制限されたため、高機能モデルの売れ行きはブレーキがかかっている。5Gへの移行を進めるには、中位機の拡充が欠かせない。ドコモは20年度末までに5Gの250万契約を目指しているが、現…

この記事は有料記事です。

残り640文字(全文1338文字)

石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。