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コロナ下の米国で「ピクルス作り」なぜ流行る?

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タマネギ、スパイスなどバリエーション豊か(筆者の長男撮影)
タマネギ、スパイスなどバリエーション豊か(筆者の長男撮影)

 毎週日曜日に近くの小学校で開かれる青空市場は、屋外であることもあり、新型コロナウイルス感染拡大後でも列ができるほどの盛況である。近隣の農家が持ち込んだ野菜、果物はもちろんのこと、きのこ、ソーセージ、チーズ、ペストリー、アップルシュトゥルーデル(オーストリア版アップルパイ)、コーヒー、焼酎など多彩なお店が立ち並ぶ。そこにある「世界3大ピクルス」と看板がかかったテントは、筆者のお目当ての一つだ。

 「世界3大ピクルス(酢に漬けた野菜)」とは何か。ドイツのザワークラウト、米国のピクルス、そして韓国のキムチだそうだ。店のオーナーによると、残念ながら、日本の大根の漬物は選から漏れた。このテントはいつも大人気で、大きな容器にキムチを買っていく姿を見て、はまっている米国人がたくさんいるんだなあと感じる。

 古い歴史を持つ保存食である野菜の酢漬けだが、最近、米国では自家製ピクルス作りが人気を博している。それも若い世代が熱心らしい。外出できなくなり、DIY(セルフの)ヘアカット、動画サイトTikTokが開催するダンスコンテストへの応募、ろうそく作り、サワー種ブレッド作りなど、あらゆることに手を出す米国の若…

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