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ドコモ新プラン「アハモ」月2980円で値下げ戦争勃発

石野純也・ケータイジャーナリスト
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ドコモは3月から新料金プランの「アハモ」を始める
ドコモは3月から新料金プランの「アハモ」を始める

 NTTドコモは12月3日、新料金プランの「アハモ(ahamo)」を発表した。料金は月2980円で、20ギガバイト(GB)のデータ通信と1回5分以内なら何回でも掛けられる音声通話定額がつく。申し込みやサポートはオンラインのみ。2021年3月に始まる予定だ。

破格の安さで勝負のドコモ

 2980円という料金は、大手通信事業者のサブブランドを含めても、破格の安さであることは間違いない。ソフトバンクは、ワイモバイルブランドに20GBの「シンプル20」を導入する予定だが、こちらの料金は月4480円。KDDIのUQモバイルが2月に導入する20GBの「スマホプランV」は、音声通話定額なしで月3980円になる。いずれの料金プランも、ドコモより高く、見直しは必至だ。

 4月に本格参入したばかりの楽天モバイルに与える影響も大きくなりそうだ。楽天の容量無制限プラン「アンリミットV」は、アハモと同じ2980円。使えるデータ量は無制限で、ドコモの20GBより多いが、楽天が独自に展開している基地局は少なく、エリアには大きな開きがある。

 ドコモは、アハモを「中容量」と打ち出しているが、多くの利用者はこれ以下の通信量で収まるため、データ無制限が本当に必要な人は限られる。エリアが見劣りする楽天モバイルは分が悪い。

 格安スマホ事業者も、20GBプランは2980円より高いものが多く、改定を余儀なくされるだろう。その意味で、ドコモのアハモは、業界全体に対して影響の大きいプランと言える。最大手のドコモが動いたことで、料金競争が加速することになりそうだ。

実態はサブブランド

 さて、アハモを選ぶ際の注意点も見ておこう。ア…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。