職場のトラブルどう防ぐ?

「同僚が濃厚接触者」高齢家族と住む52歳パートの不安

井寄奈美・特定社会保険労務士
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※イメージ写真です
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 A子さん(52)は、従業員数約40人の機械部品組み立て工場でパートとして働いています。先日、同じ製造ラインのB恵さん(42)の高校生の子供が新型コロナウイルスの陽性と判定されました。B恵さんも保健所から濃厚接触者と認定され、しばらく休むことになったと連絡を受け、不安を感じています。

出勤を控えたいが…

 A子さんの職場は普段から清掃を徹底しており、小まめに換気もしています。作業中は手袋とマスクを着用し、必要以上の会話をせず、みなが仕事に集中しています。昼休みは、パートが休憩室に集まって一緒に弁当を食べています。ただ、新型コロナの感染拡大以降、食事が終わってからマスクをして会話をし、換気もすることを会社とパート同士で取り決めていました。

 現在、A子さんの体調に変化はありませんが、B恵さんが感染していた場合のことを心配しています。A子さんは高齢の義父母と同居しており、2月ごろから外出は最小限にし、外食や遠出もしていません。外にいる場合も人混みを避けるようにしています。

 B恵さんに関する連絡を受けてから、しばらく出勤を控えたいと考えていますが、どのように対応すべきか悩んでいます。

濃厚接触者に求められること

 従業員やその家族や知人が、新型コロナ陽性者の濃厚接触者になった場合の対応について考えます…

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/