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UQとYモバ「乗り換えタダ」でドコモのアハモに対抗

石野純也・ケータイジャーナリスト
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「系列内」なら手数料は無料に
「系列内」なら手数料は無料に

 KDDIとソフトバンクは、メインブランドとサブブランド間の移行手数料を原則、無料化する。auとUQモバイル、ソフトバンクとワイモバイルの間が対象になる。KDDIは21年2月以降、ソフトバンクは21年春に無料にする予定だ。ただ、ソフトバンクのみ、店舗で手続きする際には、従来通り新規契約手数料3000円が必要になる。

移行の手数料6000円がいらなくなる

 KDDIのUQモバイルと、ソフトバンクのワイモバイルは、メインブランドと同一の会社が運営しているが、あくまで別の通信事業者と位置づけられている。二つのブランドが、サブブランドと呼ばれるゆえんだ。

 そのため、auやソフトバンクといったメインブランドからの移行には、他社に切り替えるときと同様、手数料がかかっている。SIMカードも切り替わるため、番号ポータビリティーの手続きが必要になる。

 費用は、番号ポータビリティーの転出料が3000円。移る先のサブブランドでも新規契約の事務手数料が3000円かかる。料金プランを変更するのとは異なり、移行するには6000円の出費を伴っていた。

 こうした手数料や番号ポータビリティーの手続きが一定の歯止めになり、メインブランドからサブブランドに乗り換える利用者が抑制されていた。多くの利用者がサブブランドに乗り換えると、大手通信事業者も全体としては減収になるため、影響を小さくするよう、コントロールしていたとも言える。

 利用者視点で見れば、今後は料金プラン変更のように、ブランドを選択できるようになる。KDDIについては、手数料の無料化にとどまらず、21年夏以降は、料金プラン変更のような簡単な手続きで、ブラン…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。