地域で光る小さな会社

川崎・元住吉の学習塾が「保護者の信頼を得る」理由

櫻田弘文・クエストリー代表取締役
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元住吉駅近くの陽光学院の校舎=筆者提供
元住吉駅近くの陽光学院の校舎=筆者提供

 中学や高校受験では、学習塾で対策をする生徒が少なくない。進学先の選択肢が多い首都圏では、学習塾の大手による寡占化が進んでいるというが、東急東横線の元住吉駅(川崎市)近くの「陽光学院」は1校舎だけの個人経営の塾で、多くの生徒を集めている。

親子2代で通う生徒も

 陽光学院は、地元・神奈川県の公立や都内も含めた私立の受験傾向や対策を知り尽くした学習塾で、創業48年だ。親子2代で通う生徒もいる。スタッフは、塾長で運営会社代表の菅野伸一さん(43)を含めて5人だ。

 コースは「小学校低学年向け」「公立中学進学」「中学受験」「高校受験」の四つがある。小学2年から中学3年まで、現在201人が在籍するが、これだけの人数を1校舎で抱えるのは大手でもまれだという。

 菅野さんは、塾として生徒の合格実績を大切にしているが、「何より生徒個々人の成長に、私自身が多少なりとも役立てることを目指しています」と話す。生徒が本当に行きたい進学先を保護者と一緒にとことん考え、希望に合わせた教育指導を行っている。

生徒の様子を直接伝える

 こうした塾の姿勢を知ってもらうための接点づくりから、入塾してもらうための仕組みをしっかりと確立している。その主な対象は生徒の保護者で、早くからアプローチするのが特徴だ。

 菅野さんは「中学受験では…

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櫻田弘文

クエストリー代表取締役

1955年山梨県生まれ。日本大学卒業後、78年に販売促進の企画・制作会社に入社。2001年、クエストリーを設立して独立。中小企業経営者向けの「クエストリー・ブランディングクラブ」を主宰する他、数多くの専門店や飲食店のブランディングを実践的に指導している。