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米中市場回復でトヨタ好調「二極化」する自動車業界

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「中国版」テスラとも呼ばれる上海蔚来汽車(NIO)(Bloomberg)
「中国版」テスラとも呼ばれる上海蔚来汽車(NIO)(Bloomberg)

 トヨタ自動車のグローバル販売台数は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて2020年4月に前年同月比53%減と、ほぼ半減したが、9月にはプラスに転じるV字回復を達成した。

 けん引役は米国と中国だった。米国での販売台数(前年同月比)は9月16・2%増、10月8・8%増だった。営業日が前年よりも少なかった11月は減少したが、1日当たり販売台数は前年同月比11・9%増であった。さらに、12月も前年同月比20・4%増と好調で、中でもハイブリッド車(HV)の販売は2倍に達した。中国での販売数も、11月は同16・7%増だった。これは中国市場全体の伸び(同12・6%増)を上回る。

ホンダも3カ月連続増

 しかし、全ての自動車メーカーが堅調というわけではない。主要日系メーカーの11月のグローバル生産台数は、トヨタが前年同月比7・0%増と3カ月連続のプラスとなって11月としては過去最高、ホンダも同11・…

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