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「1日2300個」亀有のコッペパン店に客が絶えないワケ

櫻田弘文・クエストリー代表取締役
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吉田パンのコッペパン=筆者提供
吉田パンのコッペパン=筆者提供

 東京のコッペパン専門店「吉田パン」(葛飾区)は、1日2300個ほどのコッペパンを販売する人気ぶりだ。JR亀有駅南口から徒歩約3分の本店と、JR北千住駅ビルのルミネ北千住店(足立区)の2店舗の他、イトーヨーカドー亀有店と木場店(江東区)、JR東京駅のキオスクなど4店舗に卸している。焼きたてパンをその日のうちに食べてもらえるエリアで販売し、地元で長く商売をしていくことを目指している。

昼過ぎには売り切れも

 本店と北千住店では、カウンター越しに注文を受け、客の目の前で具材をサンドする対面販売をしており、テークアウトが基本だ。客の多くが、店員の手さばきを見ながらできあがりを待つ。

 看板商品は、あんことマーガリンを挟む「あんマーガリン」(200円)だ。ハムカツや、コンビーフ入りのポテトサラダが具材の「おかずコッペ」はボリュームたっぷり。定番商品の他に、新商品や季節限定商品も合わせて30種類ほどのメニューがある。

 吉田パンを運営する吉田屋代表の吉田知史さん(49)は「目の前の一人一人のお客のために作るというライブ感を大切にしています」と話す。メニューの具材の組み合わせを変えて注文することもできる。店員とやり取りをしながら、自分好みの味を試せるのが客を飽きさせない理由だろう。

 本店の営業時間は午前7時半…

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櫻田弘文

クエストリー代表取締役

1955年山梨県生まれ。日本大学卒業後、78年に販売促進の企画・制作会社に入社。2001年、クエストリーを設立して独立。中小企業経営者向けの「クエストリー・ブランディングクラブ」を主宰する他、数多くの専門店や飲食店のブランディングを実践的に指導している。