キャリアセンター ここだけの話!?

内定率が急低下 コロナで「就活・冬の時代」到来か

都内・某共学大進路指導担当
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 今年春に卒業予定の大学生の就職内定率は、昨年12月1月時点で82.2%で、前年同期を4.9ポイント下回った。文部科学省と厚生労働省が1月15日に発表。新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響した。

 同時点の内定率は、2011年3月卒業生からほぼ一本調子に上がってきたが、20年3月卒業生でわずかに低下し、そして今回の大幅低下となった。ほぼ10年間、就活生にとって有利な環境だった「売り手市場」は終わりを迎えたようだ。

リーマン・ショック時以来の悪さか

 文科・厚労両省による調査は、就職希望者を分母として計算しているため、少し高めの内定率が出ると言われる。もし、卒業予定者全員を分母として調査すれば、内定率はもっと低い数字になる。

 私自身は、昨年末から再び感染者が増え始め、「コロナ第3波が来た」と言われ始めた時も、まだ甘く見ていたところがあった。政府の“自粛要請”はそれほど厳しくなく、通勤電車にもかなり人が乗っていたし、飲食店は深夜まで営業しているところが多かった。つまり、経済活動はそれほどダメージを受けていないという印象だった。

 しかし年が明け、首都圏を中心に緊急事態宣言が再び出され、「医…

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。