知っておきたい住宅・不動産

在宅時間増えトラブルも「マンションの騒音」どうする

さくら事務所・個人向け不動産コンサルティング
  • 文字
  • 印刷
 
 

 コロナ禍で自宅で過ごす時間が長くなったことを背景に、マンションで騒音トラブルが増えている。以前の生活では気づかなかった音が気になるようになった人もいるようだ。さくら事務所が受けた相談事例からマンションの騒音トラブルやその対処法について解説しよう。

タワマン内廊下に漏れる生活音

 騒音問題はマンション住まいの永遠の課題だ。そもそも、耳に入ってくる音を騒音ととらえるかどうかは、個人の感覚にかなり左右される。

 また、居住者の家族構成、ライフスタイル、音の種類、建物構造など状況によっても大きく変わる。例えば、駅前の繁華街近くと、閑静な住宅地に、同じような構造のマンションがあった場合、後者のほうが騒音トラブルの相談が多い。

 だが、同じマンションで同じような騒音問題に悩んでいる人が複数いるのなら、建物や施工が原因の可能性もある。

 近年、タワーマンションを中心に内廊下があるマンションが増えてきた。屋内に共用廊下があるホテルのようなスタイルだ。

 こうしたマンションでは「室内の音が内廊下まで聞こえてくる」という相談が多い。ドライヤーや掃除機などの生活音だけでなく、話し声や電話の内容までわかるケースもある。

 可能性のひとつとして考えられるのは、玄関ドアの遮音性が高くないことだ。従来、窓やサッシは遮音性が問題になることが多かったが、玄関ドアについてはあまり注目されなかった。だが、開放的な外廊下なら気にならなかった音でも、閉じられた空間である内廊下では、漏れ出る音が聞き取りやすくなる。話し声まで内廊下に漏れ出てしまうようでは、内廊下を通る人はもちろん、居室内の人も気がかりだろう。

「まるごとリノベ…

この記事は有料記事です。

残り1068文字(全文1764文字)

さくら事務所

個人向け不動産コンサルティング

業界初の個人向け総合不動産コンサルティングサービス会社として1999年設立。本社は東京都渋谷区。住まいの「かかりつけのお医者さん」である住宅診断(ホームインスペクション)のパイオニアで、5万件超と国内トップの実績。マンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関するアドバイスなども広く提供している。