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知らないと後悔する「マンション内覧会」と保証制度

さくら事務所・個人向け不動産コンサルティング
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 新築マンションの引き渡しが集中する年度末が迫り、売り主(分譲会社)が買い主(購入者)に建物をお披露目する「内覧会」シーズン真っ盛り。新居に初めて足を踏み入れ、新生活を思い描く楽しい時間だが、引き渡し前に建物を確認する最後のチャンスとしても重要な場となる。特に新型コロナウイルス禍では注意点も多い。内覧会のチェックポイントを解説しよう。

内覧会は「最終顧客検査」

 内覧会は建物の完成後、引き渡し前に買い主がマンションに実際に出向き、契約時に受けた説明や図面通りに出来上がっているかどうかを確認する場だ。買い主は、不具合の有無や仕上がりを確認し、是正すべき点があれば、手直しや交換を売り主に要求できる。そうして問題がなくなったことを双方が確認したうえで、初めて引き渡しとなる流れだ。

 内覧会には、楽しい「お披露目会」イベントというイメージも強いが、引き渡し後に物件に問題が見つかった場合のトラブルを避けるためにも、後悔のないように臨みたい。

 例えば、内装材の傷や汚れなどがあった場合、内覧会で指摘すればすぐに補修されるが、引き渡し後では、軽微なものであったとしても難しい。

 引き渡し後、契約時に受けた説明や図面と実際の建物に明らかな違いが見つかったとしても、買い主が施工不良をきちんと証明できなければ、内容によっては売り主から「引っ越しや入居後の生活で生じたものではないか」と突っぱねられてしまうこともある。

 内覧会は、引き渡し前の最終の「顧客検査」であるという認識を持つ必要がある。

保証制度とアフターサービス

 もちろん、引き渡し後に建物のトラブルが見つかることはある。そうした場合でもしっかりと…

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さくら事務所

個人向け不動産コンサルティング

業界初の個人向け総合不動産コンサルティングサービス会社として1999年設立。本社は東京都渋谷区。住まいの「かかりつけのお医者さん」である住宅診断(ホームインスペクション)のパイオニアで、5万件超と国内トップの実績。マンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関するアドバイスなども広く提供している。