
京阪電鉄が1月31日から、追加料金を必要とする座席指定車両「プレミアムカー」の運用本数を大幅に拡大している。JRのグリーン車に相当する上級クラスの車両だが、日中は10分間隔で運転されるどの特急でも利用できるようになった。
2017年8月に導入されたプレミアムカーはこれまで、京阪の特急列車に使用されている8000系や3000系のうち、8000系にだけ連結されていた。8000系は全部で10編成あるが、3000系も6編成あり、3本に1本以上は「プレミアムカーなしの特急」に当たる状態だった。
プレミアムカーを利用したい客がいるのに、その時間に来た特急列車がたまたま3000系だったら、京阪は収益を取り逃がすことになる。淀屋橋(大阪市中央区)―出町柳(京都市左京区)の全区間を乗車しても50分あまり。次の8000系の特急を待てば、日中で最大20分の待ち時間が生じるため、多くはそのまま3000系の特急に…
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