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米国経済の先を読む「アニマル・スピリット指数」とは

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米国株は「バブル」ではない(Bloomberg)
米国株は「バブル」ではない(Bloomberg)

 米国の株式市場はバブルなのか。投資家から、よく聞かれるようになった。

 新型コロナウイルス禍の移動規制が続く中、株式市場をみればS&P500種株価指数は既に3900台が定着し、4000台をうかがう勢いである。

 一部銘柄の株価上昇は、急すぎるとも言える。米テスラの時価総額は、欧州、日本、米国に上場している主要自動車メーカーの合計を超えた。新規株式公開(IPO)市場は20年以上ぶりの活況を呈し、公開初日のパフォーマンスは平均で40%に達している。

 耐久財を中心としたモノの消費も、コロナショック前と比べ10%程度高い水準で推移している。高所得者層の消費も旺盛だ。例えば、定価300万円のスイスの腕時計が500万円に値上がりしているという話も聞く。財政拡大によるインフレ懸念も浮上しているが、経済全体の物価への影響は限定的でも、実際にお金が流れているところでは、資産でもモノでも、既に価格高騰が起きてい…

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