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「企業統治強化と海外シフト」が日本株を押し上げる

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 1990年代初めのバブル経済崩壊は、不採算事業や過剰債務による不良債権という「負の遺産」をもたらした。この処理にめどが立ったのが、98年10月の金融再生法成立だ。バブル崩壊から約9年近くの年月を要したが、この時が日本株の再出発点だと考えている。その後、日本株は、欧米の株式市場と遜色のないパフォーマンスが続いた。だが、2008年のリーマン・ショックで再び暗転。欧米は早急に不良債権処理に着手し、大規模な金融緩和で金融システムの安定化を図った。中国は大規模な財政出動で経済成長を加速させた。一方、日本は金融システムは安定していたが、デフレ脱却のための本格的な政策対応は13年からのアベノミクスまで待た…

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