
格安スマホの「トーンモバイル」(ドリーム・トレイン・インターネット<DTI>が運営)が、新端末の「トーンe21」を4月14日に発売する。価格は2万1780円。1世代前のモデルに比べて処理能力が大きく向上した。
トーンモバイルは、格安スマホでは珍しい独自開発の端末を出している。基本ソフトのアンドロイド上で、自社で開発したさまざまなアプリが動き、子供やシニア世代に特化したサービスを提供している。また、新端末投入に合わせてサービス内容や料金も改善した。
COCOAと連携して「見える化」
トーンe21には、独自開発のメッセンジャーアプリ「ワン・メッセンジャー」を搭載する。このアプリは、家族間のコミュニケーションを想定したもので、文章を入力して会話ができるだけでなく、子供の状況をメッセンジャーを介して自動的に伝えてくれる機能がついた。例えば、「#いまどこ」と親側から入力すると、子供の位置情報が地図付きで表示される。
また、政府の新型コロナウイルス対策のスマホ向け接触確認アプリ「COCOA」と連携した「ダッシュボード」という新機能を載せた。
COCOAは陽性者登録をした人との接触の可能性があったときのみ通知されるが、それ以上の情報は分からない。トーンモバイルのダッシュボードにある「接触スコア」は、陽性者登録とは関係なく、COCOAをインストールしているスマホを持つ人が近くにいると表示される。
COCOAを入れたスマホから出る無線のビーコンを読み取り、位置情報にひもづけて接触回数を可視化するという仕組みだ。3密回避が重要といわれる新型コロナウイルス対策だが、COCOAを利用している人との…
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