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キャリセンが4月に心配する「入社式のドタキャン」

都内・某共学大進路指導担当
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 今年も新学期がスタートした。多くの大学でこれから新入生向けのイベントや、そして講義が「対面」で行われる。対面というところが、新型コロナウイルスの感染拡大でさまざまな行事が中止になったり、オンラインになったりした昨年との一番の違いである。

 私が勤務する首都圏の大学でも、キャンパスに学生が戻ってきた。新型コロナの感染再拡大も心配されているが、ともあれ大学は平常を取り戻したように見える。

学生は悪びれずにメールで報告

 ただ例年、私たちが4月のこの時期に心配するのは「そちらの卒業生がいくら待っても入社式に姿を見せなかったのですが……」という企業から大学の就職支援担当部署への問い合わせだ。幸い私の勤務校では、ここ何年もそのような“不祥事”は起きていないが、学生数の多いマンモス大学では毎年のようにあるらしい。入社式を欠席するのは、行方不明になったわけではなく、別の企業に入社しているのだ。

 あるIT企業の人事担当者から次のような話を聞いた。「無断欠席ではなかったが、入社式前日の3月31日にメールで入社辞退を伝えてきた学生がいた。すでに新入社員名簿に名前を載せていたので、非常にバタバタした。本人は…

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。