知っておきたい住宅・不動産

新築住宅は注意!「住みはじめて見つかる不具合」とは

さくら事務所・個人向け不動産コンサルティング
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 新年度に入った。転勤や入学などのタイミングに合わせ、家を新築して転居したばかりという人も多いだろう。引っ越しや移転手続きなどであわただしく、新居生活もまだ落ち着かないかもしれないが、新築の住宅で不具合が見つかることは決して珍しくはない。ホームインスペクター(住宅診断士)がポイントを解説しよう。

住んでみてわかる不具合も

 新築住宅をつくる不動産会社や施工会社は、住宅の工事が終わった段階で、工事のやり忘れや間違いがないかを社内で検査し、さらに発注主である施主に確認してもらう。こうした検査で、施工不良が見つかれば直したうえで引き渡す。

 ただし、完成前の検査は、まだ人が住んでいない状態で行うため、必ずしもすべての不具合を洗い出せるわけではない。人が住み始めることで、住宅に変化が起こり、そこで初めて不具合がわかるということもある。

床のミシミシ音は?

 例えば、床のフローリングだ。フローリングは木質系の部材を貼り合わせて作るため、人が歩くと、部材が擦れ合ったりしてミシミシといったような音が鳴るケースがある。これを床鳴りという。

 引き渡しの直後は床鳴りがなくても、住み始めてから時間がたち、生活するうちに、床を踏む回数が増えると、床鳴りが発生することがある。また、家具の重量で床が多少変形したことが影響して床鳴りが生じるケースもある。

 水まわりも、住み始めて生活を始めると、流す水の量が増えることによって、住宅に変化を起こしやすい。シャワーや浴槽の水を大量に流したり、トイレの水洗を何回も使ったり、洗濯機を使用したりしているうちに、漏水が起き、気づかないうちに床下に多量の水がたまっていたという…

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さくら事務所

個人向け不動産コンサルティング

業界初の個人向け総合不動産コンサルティングサービス会社として1999年設立。本社は東京都渋谷区。住まいの「かかりつけのお医者さん」である住宅診断(ホームインスペクション)のパイオニアで、5万件超と国内トップの実績。マンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関するアドバイスなども広く提供している。