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コンビニATM「給料日ゲキ混み」が起きそうな理由

渡辺精一・経済プレミア編集部
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 メガバンク2行が4月、コンビニの現金自動受払機(ATM)利用手数料を値上げした。銀行業界は収益改善のため、預金口座の手数料見直しを進めており、値上げは他行にも広がりそうだ。銀行が自行ATMを減らすなか、預金引き出しや振り込みをコンビニATMに頼る人は多い。預金者はこの動きをどうみるべきだろうか。

メガバンクで手数料引き上げ

 三井住友銀行は4月5日、コンビニATMの手数料を改定した。従来より一律110円引き上げ、平日の昼間(午前8時45分~午後6時)は220円、それ以外の時間帯は330円にした。

 ただし、毎月25、26日は一律110円引き下げ、昼間は無料、それ以外の時間帯は110円にした。25日が土日・祝日ならその前の営業日、26日が土日・祝日なら翌営業日が対象日になる。

 三菱UFJ銀行も4月1日、ローソン銀行ATMを利用する場合の手数料を一律110円引き上げ、平日の昼間は220円、それ以外の時間帯は330円にした。セブン銀行とイーネットのATM手数料はすでに昨年5月に引き上げており、平日昼間は、セブン銀220円、イーネット198円だ。

 ただし、毎月25日と月末日については、昼間は無料、それ以外は110円にした。25日、月末日が銀行休業日(土日・祝日・年末年始)の場合はその前の営業日が対象日になる。

「25日は無料」の意味は

 銀行は1970年代に窓口手続きの効率化のためにATMを導入したが、最近は現金輸送やシステム管理などコストの重さがのしかかり、逆に“金食い虫”になっている。みずほフィナンシャルグループの試算ではATM運営コストは金融業界で2兆円にのぼる。

 そこで銀行は自…

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渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。