職場のトラブルどう防ぐ?

「試用期間はどんな期間?」第2新卒24歳が不安なワケ

井寄奈美・特定社会保険労務士
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 A子さん(24)は、4月から従業員数約100人のコンサルティング会社で働き始めました。昨春、大卒後に入社した会社では職場の人間関係がうまくいかず、半年ほどで退職したため、「第2新卒」入社という扱いです。ただ、入社して早々に会社から言われたことが気になり、不安になっています。

本採用にならないこともある?

 会社にはA子さんと20代半ばの中途採用者1人が入社しました。入社後に研修として、各部署の責任者から事業の概要について説明がありました。その後、ジョブローテーションで2週間ずつ各部署の業務を経験し、6月に正式な配属先が決まります。

 研修中の5月末までの2カ月間は試用期間です。会社からは「その間の仕事ぶりを見て、会社が配属先を決められないと判断した場合は、試用期間を延長するか、本採用にならないこともある」と言われました。さらに、2週間ごとに部署の責任者と面談があり、配属先の決定には面談の評価を考慮するといいます。

 A子さんは、新卒入社の会社でも「試用期間」という言葉を聞いた気がしますが、「本採用にならないこともある」と言われた記憶はありません。「入社=本採用ではないのか?」とモヤモヤした気持ちのまま最初の部署で働き始め、その部署で指導担当の若手先輩社員に試用期間について聞きました。すると「僕と…

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/