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ソニー「エクスペリア1 III」世界初の可変レンズ搭載

石野純也・ケータイジャーナリスト
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世界初の可変式望遠レンズを搭載した「エクスペリア1 III」
世界初の可変式望遠レンズを搭載した「エクスペリア1 III」

 ソニーは4月14日にオンラインで製品発表会を開き、エクスペリアシリーズの最新モデル「エクスペリア1 III(マークスリー)」「エクスペリア5 III」「エクスペリア10 III」の3機種を発表した。

 初夏から日本と海外の両方で販売する予定で、日本では旗艦モデルの「エクスペリア1 III」と、廉価版の「エクスペリア10 III」を販売する。KDDIとソフトバンクはソニーの発表直後に取り扱いを表明。NTTドコモもこの動きに対抗する形で、同日深夜に2機種の導入を急きょ発表した。

デジカメのノウハウを生かす

 旗艦モデルの「エクスペリア1 III」は、望遠レンズに「世界初」の可変レンズの仕組みを採用した。潜望鏡のような構造になっており、35ミリ版換算で70ミリ(2.9倍)と105ミリ(4.4倍)を切り替えることができる。

 潜望鏡型のレンズを搭載した端末はほかにもあるが、それらは光軸を伸ばして5倍程度の高倍率を得るためのものだ。これに対して「エクスペリア1 III」は、光軸の中でレンズをスライドさせて動かし、倍率を変えるため潜望鏡型の構造を採用した。最大で標準カメラの4.4倍の倍率しかないが、標準カメラとの中間にある2.9倍も、光学的に倍率を変えるため画質が劣化しない。

 他社の高倍率の望遠は、レンズが暗くなって使い勝手が悪かったが、ソニーはこれも改善。また、イメージセンサーのサイズを上げて取り込める光の量を上げた。オートフォーカスも焦点が合うスピードが速く、動きのある被写体をスムーズに追える。倍率優先で画質や使い勝手が悪かったスマホの望遠カメラだが、「エクスペリア1 III」は、オート…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。