経済プレミア・トピックス

「エモい」全面改装の西武園ゆうえんちは成功するか

田中学・経済プレミア編集部
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1960年代をイメージした町並みを再現する「商店街エリア」の住人ら(スタッフ)は来場者を巻き込むパフォーマンスを行う=2021年4月13日、田中学撮影
1960年代をイメージした町並みを再現する「商店街エリア」の住人ら(スタッフ)は来場者を巻き込むパフォーマンスを行う=2021年4月13日、田中学撮影

 西武鉄道は改装を進めている「西武園ゆうえんち」(埼玉県所沢市)のリニューアルオープンを5月19日にすると発表した。新たに「ゴジラ」をテーマにした大型アトラクションを導入するほか、高度成長期の日本の商店街を再現し、来場者を巻き込むパフォーマンスを行う。いずれも「来場者の心を揺さぶる」という。一体どんなものなのだろうか。

 西武園ゆうえんちは、1988年度の約194万人をピークに来場者数が低迷し続け、2019年度は約38万人だった。リニューアルオープンの総事業費は約100億円。社運をかけた改装で、「選ばれる遊園地」を目指す。

「ゴジラ」のアトラクションを導入

 改装コンセプトは「幸福感に包まれる世界」だ。改装には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)の業績回復を主導した森岡毅氏が代表を務めるマーケティング会社が参加する。発表会見で同社は「エモーショナル(感情的)に(来場者の)心を揺さぶる、強烈に“エモい”体験の提供にこだわる」と説明した。

 ゴジラをテーマとしたアトラクションは「ゴジラ・ザ・ライド」と呼ばれる。日本のVFX(視覚効果)の第一人者で、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」などを手がけた映画監督・山崎貴氏が制作に携わった。乗客はゴジラやキングギドラたちの“激闘”の中に放り込まれ…

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田中学

経済プレミア編集部

1979年東京都生まれ。中央大文卒。出版社勤務を経て、2014年11月、毎日新聞デジタルメディア局に配属。