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釣り具など“3密回避”で好調な「近場レジャー産業」

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大型ヒットで映画館も復調
大型ヒットで映画館も復調

 コロナ禍で躍進したゲーム産業と比べても、レジャー産業の2020年後半以降の株価パフォーマンスに遜色はない。コロナ禍当初こそ、短期的な業績に対する警戒感からレジャー産業に対する注目度は低下した。だが、世界的なワクチン接種拡大を機に、20年11月以降、「アフターコロナ」を見据え、レジャー産業への注目度が高まっている。ただし、足元では一様に業績が回復しているとは言い難く、分野ごとにばらつきがある。

 好調な分野としては、「3密回避可能」な近場レジャーが挙げられる。釣り具メーカーのグローブライドは20年度に、展開する釣り具の売上高が前年度比で大きく拡大した。特に、初心者向け製品の販売が好調で、釣り愛好者の裾野が広がったと推察される。釣り具はグローブライドやシマノなど、国内企業が有力ブランドの位置を占めており、将来性も高いと考える。

 統計においても、近場レジャーが好調なことが確認できる。観光庁の「旅行・観光消費動向調査」によれば、関東や関西などの同一地方を発着点とした場合、20年10〜12月期の延べ宿泊者数は前年同期比で14%減程度であり、国内宿泊旅行の延べ宿泊者数と比較して約20%減少率が小さ…

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