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楽天モバイル「iPhone 12」販売“最安価格”の効果は

石野純也・ケータイジャーナリスト
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iPhoneの販売を開始した楽天モバイル。4月30日のオープニングイベントには三木谷氏(中央)も駆けつけた
iPhoneの販売を開始した楽天モバイル。4月30日のオープニングイベントには三木谷氏(中央)も駆けつけた

 楽天モバイルが「iPhone 12」シリーズの販売を4月30日に始めた。同日、東京・六本木にオープンした店舗で販売開始イベントを開き、三木谷浩史会長兼CEO(最高経営責任者)が「(iPhoneを取り扱えたのは)楽天モバイルのネットワークのクオリティーが認められたということ。誇りに思っている」と語った。

最大1万5000ポイントのキャンペーン

 iPhone 12シリーズは、他の通信事業者も販売しているが、価格で差別化を図った。販売価格は通信事業者4社の中で最安だ。iPhone 12の64ギガバイト版は10万1176円で、NTTドコモの10万1376円、auの10万3430円、ソフトバンクの11万880円より安く設定されている。

 アップル自身が販売する同モデルのSIMフリー版は9万4380円で、楽天モバイルよりさらに安いが、楽天で新規契約すると最大1万5000ポイントもらえるキャンペーンがあり、これを加味すると、楽天モバイルで購入するのはお得と言える。

 通信事業者はアップルから端末を購入し、わずかな利益を乗せて販売しているため、一般的に取り扱い台数が多いほど価格を下げやすい。4番目の通信事業者が最安の価格を付けるのは異例のことだ。

iPhoneの旧モデルも対応

 これまでも、SIMフリーやSIMロック解除済みのiPhoneを楽天モバイルに持ち込んで、同社回線で使うことはできたが、非対応の機能が多かった。例えば、以前は緊急地震速報などの緊急速報に非対応。また、楽天モバイルの電波が未整備のエリアでローミング用で借りているau回線で通信していると、SMS(ショートメッセージサービス)…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。