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シャープ「アクオスR6」ライカカメラ採用 何がすごい?

石野純也・ケータイジャーナリスト
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カメラやディスプレーを刷新したシャープのアクオスR6。NTTドコモとソフトバンクが取り扱う
カメラやディスプレーを刷新したシャープのアクオスR6。NTTドコモとソフトバンクが取り扱う

 シャープが、スマートフォンの旗艦モデル「アクオスR6」を発売する。従来モデルからコンセプトを大きく変え、デジタルカメラに対抗できる本格的なカメラを搭載したのが特徴。中国のファーウェイが提携していた老舗カメラメーカーのライカとも協業した。日本では、NTTドコモとソフトバンクを通じて発売される予定だ。

1インチの大版画像センサー

 「アクオスR6」のカメラがこれまでのスマホと大きく違うのは、画像センサーに大判の1インチサイズを採用したところにある。

 1インチは、高級コンパクトデジタルカメラと呼ばれるカメラに搭載されるセンサーと同じサイズ。ソニーの「RX100」シリーズなど、画質に定評があるデジカメに採用されてきた。センサーはサイズが大きいほど、取り込める光の量が上がり、暗い所での撮影などに強くなる。

 2015年にパナソニックが発売した「ルミックスDMC-CM1」という端末にも1インチセンサーが搭載されたが、これはアンドロイド搭載の通信機能がついたデジカメという位置づけだった。スマホとして販売される端末に1インチのセンサーが搭載されるのは世界初だ。画像処理にもライカの技術を使い、レンズは解像度の高いライカの「ズミクロン」を採用する。

一つのカメラで勝負

 スマホは一般的に、デジカメよりセンサーサイズが小さいのを補うため、半導体の処理能力を生かして画像処理をリアルタイムで行い、画質を向上させているが、撮影できる写真が不自然な写りや色合いになるなど限界もある。これに対してシャープは、センサーサイズをデジカメと同等にすることで、画質を向上させた。

 また最近は、広角や望遠の撮影に対応するた…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。