人生に必要な「おカネの設計」

32歳女性が不安を解消「イデコで投資信託」のメリット

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 個人事業主のA子さん(32)は最近、個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)を始め、世界中の株式を投資対象とするインデックスファンドを選びました。資産運用は長く続けることが重要だと理解していますが、「今後、株価が大きく下がる可能性を考えると不安」と言います。そこで私は、イデコで投資信託を持つメリットについてA子さんに話をしました。

積み立て投資のメリット

 イデコなど確定拠出年金は、ひと月に1回など一定期間ごとに掛け金を専用の口座に入れていきます。大切なことは、投資対象をグローバルに「分散」し、運用の「コスト」を抑え、「長期」で続けるという三つのポイントを実践することです。ただ、A子さんのように、実際の株価が大きく下がることで、専用の口座の資産が目減りするのではないかと不安に思う人が少なくありません。

 イデコは基本的に毎月、決まった金額で自分が選んだ商品を買い続けていく「積み立て投資」をします。この方法は「企業型DC」や「つみたてNISA」も同じです。購入のタイミングや金額を設定しておけば、自動的に積み立て投資を続けます。購入のタイミングや金額は後で変更することもできます。

 この買い方のよいところは「ドル・コスト平均法」と呼ばれる手法のメリットを得られる点です。ドル・コスト平均法では、決まっ…

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。