毎日家業×創業ラボ

エゴサーチも有効「顧客の声をつかむ」SNS発信のコツ

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SNSは、世の中の流れをつかみ、顧客の声を集める「貴重な窓口」になる
SNSは、世の中の流れをつかみ、顧客の声を集める「貴重な窓口」になる

 新型コロナウイルスの感染拡大で顧客との接点が劇的に変化した今、デジタルコミュニケーションのあり方は、企業の規模や業種にかかわらず問い直さなければならない課題です。無印良品でSNS(ネット交流サービス)の立ち上げ・運用を手がけ、500万フォロワーを擁するアカウントにまで育てた風間公太さんが、SNS運用を成功させる秘訣(ひけつ)を語ります。

 今回のテーマは、SNSで顧客の心をつかむ「会話」の仕方。一方的に発信するのではなく、その時々の話題を捉え、消費者同士の会話に「お邪魔していく」意識が重要です。

「学び場」家業×創業ラボ・風間公太さん<下>

 前回、自社の魅力を継続的にきちんと伝えていくことの大切さをお話ししました。しかし、その際に気をつけなければならないのは、単に自分たちが伝えたいことを一方的に発信するのではなく、世の中の流れをつかむ必要があるということです。

 ツイッターなどで多くのフォロワーを擁し、人気のある企業アカウントを見てみると、その時の流行やツイッターで話題になっているトピックをうまく取り入れて、フォロワーの反応を引き出していることが分かります。

 私が無印良品でSNS運用を担当していた時のことです。当時「iPhone(アイフォーン)」をはじめとする米アップルの新商品が発表されると、多くの方たちがSNSでその話題について会話をしていました。無印良品には、スマホ関連商品がありましたので、アイフォーンの発売日にそのような商品を紹介したところ、普段は100件から200件程度のリツイートが、数万件に迫る勢いで伸びたことがありました。

消費者の会話に「お邪魔していく」意識

 SNSは、いわば個人同…

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