
携帯大手ソフトバンクは5月11日、2021年3月期決算の記者会見を開き、4月に副社長から昇格した宮川潤一社長(55)が登壇した。宮川氏は、報道陣から自身の200億円分の自社株購入について尋ねられ、狙いや平均購入価格を明らかにした。そのやりとりを報告する。
この日の記者会見は、まず宮川氏が決算内容を説明し、その後に質疑が行われた。記者の一人が尋ねた。
「1カ月ほど前に、宮川社長が会社から200億円を個人で借り入れて自社株を購入するとの発表があった。株価が下がれば懐が痛むが、どういう思いがあったのか」
記者が聞いたとおり、ソフトバンクは4月1日、宮川社長の自社株買いを発表した。購入は同2日から証券会社に一任して行うとのことだった。200億円は会社から借金し、創業者の孫正義氏(63歳、ソフトバンクグループ会長兼社長)が、借金を個人保証することも明らかにされていた。
平均購入価格は1435円
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