鉄道カメラマン見聞録

国電車両も現役「JR西日本の通勤電車」多彩な魅力

金盛正樹・鉄道カメラマン
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四角いロボットのような未来的フロントフェースを持った225系。JR西の新快速、快速として活躍している=兵庫県の東海道線・神戸-元町間で2016年2月、金盛正樹撮影
四角いロボットのような未来的フロントフェースを持った225系。JR西の新快速、快速として活躍している=兵庫県の東海道線・神戸-元町間で2016年2月、金盛正樹撮影

京阪神エリアの通勤電車

 今回は京阪神エリアを走るJR西日本の通勤電車の魅力を5枚の写真とともに紹介します。京阪神の通勤電車の魅力とは何でしょうか。関西出身の鉄道カメラマンの私はファインダー越しに、いつも思うことがあります。

 首都圏を走るJR東日本の通勤電車は、ステンレス製の新型車両ばかりです。でも、京阪神を走るJR西の通勤電車は首都圏とは対照的です。

 京阪神では最新のステンレス車だけでなく、国鉄時代の古い車両も大事に使っており、車種バリエーションが豊富なのです。これがまず最初にお伝えすべき魅力でしょう。

 また都市だけでなく海辺や田園の中も走るので、電車を撮影する際、背景に変化があります。そういった点でも、京阪神の通勤電車は私の撮影意欲をかき立ててくれます。

新快速の225系と117系電車

 冒頭の写真で紹介した225系電車は新快速、快速用の車両として、2010年に登場しました。特にJR西の通勤電車の顔である新快速の運用では、並行する阪神、阪急、京阪といったライバルの民鉄と、スピードや快適性を巡って、激しいサービス競争を展開しています。

 新快速は大阪万博を開催した1970年に運行を開始した京阪神エリア固有の列車カテゴリーです。当初は既存車両を転用して運行していた新快速でしたが、初の…

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金盛正樹

鉄道カメラマン

 1967年神戸市生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒業後、商業写真プロダクション「ササキスタジオ」に7年間在籍。1996年からフリー。鉄道専門誌や一般誌に写真を発表している。「鉄道と名のつくものは、実物から模型、おもちゃまで何でも撮影する」がモットー。日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。鉄道と同じくらいクルマも好きで、愛車はスズキジムニー。機械式カメラ、日本史、日本刀など趣味多数。