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新iPadプロ「高性能半導体M1」でPC並みの速度

石野純也・ケータイジャーナリスト
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第5世代の12.9インチ版iPadプロ。マジックキーボードを装着
第5世代の12.9インチ版iPadプロ。マジックキーボードを装着

 アップルは自社設計の半導体「M1」を搭載して処理能力を大幅に高めた「iPadプロ」を5月21日に発売した。画面サイズは、11インチと12.9インチの二つ。12.9インチ版は、ディスプレーにミニLEDと呼ばれる新技術を採用し、コントラストが高く、明るい表示が可能になった。2機種とも高速通信規格の5Gに対応する。この12.9インチ版の使用感をリポートする。

顔が自動で中心にくる「センターフレーム」

 起動してすぐに分かるのが、画面の明るさだ。ミニLEDは液晶や有機ELと異なり、1万個ものLEDを配列して表示するディスプレー。映像が明るいのはもちろん、発色もいい。黒色も液晶より締まって見える。見え方は有機ELを採用したiPhone 12シリーズに近い。

 M1の処理能力の高さにも驚かされる。同じ4K動画にフィルターをかけて色合いを調整する作業を、2018年に発売されたiPadプロと比べてみたが、処理速度は2倍以上だった。M1はマックブックプロやマックブックエアにも搭載している半導体で、当たり前かもしれないが、処理能力の高さはパソコン並みだ。負荷の高い作業には向いていないというタブレットのイメージを覆す性能と言える。

 また、コロナ禍の今、役に立つのが新機能の「センターフレーム」だ。カメラが人の顔を認識して自動で追従するもので、ビデオ会議中などに人が動いても、フレームの外に顔が出てしまうことを防ぐ。iPadプロの内側カメラは超広角のレンズを採用している。広角で撮った画像を、利用者の顔を検知した部分にズームすることで、常に顔が中心に表示されるようになる。

 センターフレームは、アップル純正の…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。