イマドキ若者観察

BTSが着てるから?日本でも「韓国ファッション」熱気

藤田結子・明治大商学部教授
  • 文字
  • 印刷
韓国ソウル市内を歩く若者たち。日本でも韓国の最新ファッションに関心をもつ若者は多い
韓国ソウル市内を歩く若者たち。日本でも韓国の最新ファッションに関心をもつ若者は多い

 韓国の人気グループ「BTS」が5月21日にデジタルシングル「Butter」を発表し、YouTubeでは公開から1日で再生回数が1億回を超え、話題となっています。K-POPの人気によって、スターが着用している韓国ファッションの人気も若者の間で高まっています。今回は韓国ファッションを支持する若者の声とその背景についてお伝えします。

K-POPアイドル着用の韓国ブランドが人気

 韓流といえば、これまで食やコスメがメディアで多く取り上げられてきました。最近では、日本の若者の間でファッションも関心を集めています。K-POPアイドルの衣装や私服がどこのブランドのものか、インターネット上で話題になると、EC(電子商取引)サイトで「BTS着用」「ジョングク私服」などのキャッチコピーが付けられて販売されます。

 最新シングル「Butter」のミュージックビデオ(MV)でBTSのメンバーが着用している衣装やアクセサリーの大半は、ベルサーチやバルマンなど欧米の高級ブランドのものですが、韓国ブランドも見られます。

 その一つ、MUDIDIという韓国ブランドのTシャツは5万8000ウォン(日本円で約5600円)。1点数万円はする高級ブランドのTシャツと比べて、若者にも手が届きやすいのです。

SNSで「#韓国男子」を参考に

 今年、東京都内の街で若者に聞き取り調査を実施したところ、K-POPスターがアイドル運動会やドラマ、プライベートで着ている写真をネット上で見かけたのがきっかけで、韓国ファッションに関心を持ったと…

この記事は有料記事です。

残り1038文字(全文1687文字)

藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。