人生に必要な「おカネの設計」

「つみたてNISAは193本」迷わず選ぶシンプルな方法

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 会社員のA介さん(29)は、積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)を始める準備をしています。もともと将来の老後資金に漠然と不安を感じでいたところ、友人がつみたてNISAを始めたことを知り、自分もする気になりましたが、「200近くもある対象商品の中から、どれを選べばいいかわかりません」と私のところに相談に来ました。

非課税で投資できる初心者向け制度

 つみたてNISAは、2018年にスタートしました。「長期・積み立て・分散」投資が少額から非課税でできる制度で、投資の初心者が利用しやすい仕組みになっています。

 毎年40万円を上限に、一定の投資信託を購入していくことができます。投資信託を保有している間に得た分配金と値上がり後に売却して得た利益は、購入した年から数えて最大20年間、課税されません。非課税で保有できる投資総額は最大800万円です。

 つみたてNISAの特徴は、販売手数料がない(ノーロード)▽手数料が低水準▽頻繁に分配金が支払われない――など「長期・積み立て・分散」投資に適した投資信託を金融庁が選び、対象商品にしていることです。対象商品は、インデックス投資信託を中心に193本あります(20年12月23日現在)。

 投資信託は世の中に6000本ほどあります。つみたてNISAでは、そ…

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。