石角友愛のシリコンバレー通信

アップルの出社要請に「反乱」 揺れるコロナ後の働き方

石角友愛・パロアルトインサイトCEO
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新型コロナウイルス流行をきっかけに広がったリモートワーク
新型コロナウイルス流行をきっかけに広がったリモートワーク

 新型コロナウイルスのワクチン接種を少なくとも1回は受けた成人が人口の6割を超えた米国では、街や企業が再開しつつある。私の周りでも国内外へ旅行に行く人が増えており、子供の学校も今まではオンラインと学校での授業のハイブリッドだったのだが、9月からは全て通常通りの学校運営になると発表された。

アップル従業員の不満

 同様の動きは企業でも見られる。例えば、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は従業員に対し、9月から週に3日間(月、火、木)は出社し、残りの2日間はリモートワークをするよう要請するメールを送った。

 しかし、米メディアによると、アップルの従業員は以下のような抗議文を経営陣にあてて送っている。

 <この機会に、従業員の間で高まっている懸念をお伝えしたいと思います。

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石角友愛

パロアルトインサイトCEO

 2010年にハーバードビジネススクールでMBA(経営学修士)を取得後、米グーグル本社でシニアストラテジストとして、多数のAIプロジェクトを手がける。グーグル退社後、人事系スタートアップや流通系AIベンチャーを経て、2017年に日本企業にAI開発を行うパロアルトインサイトを起業。著書に「いまこそ知りたいAIビジネス」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。