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マンションで人気「リノベ物件」新築同様でも落とし穴

さくら事務所・個人向け不動産コンサルティング
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 中古マンション市場で「リノベーション済み物件」が増えている。不動産会社が内装や設備などを新しくしたうえで販売しているもので、築年数が古くても、新築のような気分が味わえるために人気がある。だが、購入する場合は、いくつか注意点もある。

「すべて新しい」は勘違い

 リノベーションとは、既存の建物に、今の時代に適するような新しい機能を付け加えることをいう。古くなった部分を元の状態に戻すリフォーム(改修)より大がかりなものを指すが、両者をあまり区別しないで使うことも多い。

 中古マンションの「リノベーション済み物件」とは、個人が所有していた住戸を不動産会社が買い取り、壁紙を張り替えたり、キッチンや洗面所などの設備機器を交換したりしてから販売しているものを指す。建物全体は築後数十年たっていても、住戸内は新築のようにきれいで、購入すればすぐに住むことができるのもメリットだ。

 ただし、注意したいのは、一口にリノベーション済み物件といっても、すべての内装材や設備機器を交換しているものもあれば、一部の設備機器は以前のままというものもあることだ。

 リノベーション済み物件を見学する場合、真新しくなった内装材や設備機器の説明を受けると「新築と変わらない」と思い込んでしまいがちだ。しかし、目立たない設備機器は古いままになっているために、後でトラブルの原因となることがある。

給水管「鉄製」なら水漏れも

 それでは、何をチェックすればいいのだろうか。

 まず、浴室の湯張り機能付き給湯器や浴室換気乾燥機だ。これらは標準的な使い方をした場合、安全上支障なく使用できる期間が「10年程度」とされているものが多い。実際に…

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さくら事務所

個人向け不動産コンサルティング

業界初の個人向け総合不動産コンサルティングサービス会社として1999年設立。本社は東京都渋谷区。住まいの「かかりつけのお医者さん」である住宅診断(ホームインスペクション)のパイオニアで、5万件超と国内トップの実績。マンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関するアドバイスなども広く提供している。