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「先代の会社を潰す」後継者に必要な気構え・入山教授

入山章栄・早稲田大大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授
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早稲田大院の入山章栄教授=東京都新宿区で、丸山博撮影
早稲田大院の入山章栄教授=東京都新宿区で、丸山博撮影

 入山章栄・早稲田大大学院教授の連載「未来を拓(ひら)く経営理論」は、世界の経営学の知見をビジネスパーソンが実践できる形で分かりやすく紹介していきます。今回は、中小企業やファミリー経営者の「やってはいけない」シリーズの第3回。「後継者は先代を見習うべからず」です。

入山章栄教授の「未来を拓く経営理論」

 今回は、中小企業やファミリービジネスの後継者のみなさんへ、経営学の知見や、いろいろな企業を見てきた私自身の視点から、アドバイスを述べたいと思います。それは「先代のことをあまり見習い過ぎてはいけない」ということです。

 先代社長は、事業を成功させた立派な方々が多いわけです。しかし、後継者たちはその先代を尊敬しこそすれ、恐れたり、言うことをそのまま聞いたりしてはいけないと、私は考えています。なぜなら、もはや先代の頃とは時…

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入山章栄

早稲田大大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授

 1972年生まれ。慶応大学経済学部卒業。米ピッツバーグ大経営大学院から博士号を取得。2013年に早稲田大大学院准教授。19年から現職。世界の経営学の知見を企業経営者やビジネスパーソンが実践できる形でわかりやすく紹介している。主な著書に「世界標準の経営理論」(ダイヤモンド社)など。