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「妊活」どこから始める? 検査・相談…サポート続々

本橋敦子・毎日新聞経済部記者
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スマートフォンで始められる「妊活」支援サービスが次々に登場している
スマートフォンで始められる「妊活」支援サービスが次々に登場している

 「妊活」を始めるには、どこから手を付けたらいいのだろう。思うように妊娠に至らず、妊活に取り組む夫婦は6組に1組。政府が不妊治療の医療保険適用を拡大する方針を打ち出したことで関心は高まっているものの、周囲に相談しづらく、受診となるとハードルが高いと感じる人は少なくない。その最初の一歩を、自宅で、自分のスマートフォンで、手軽に始められる妊活支援サービスが次々と登場している。【本橋敦子/経済部】

「怖い」「恥ずかしい」を和らげる検査キット

 「病院は高額だし、怖いし、恥ずかしい。まずは自分で自分の体を知りたかった」。東京都の会社員男性(29)は妊活を始めたばかりのころ、妻には言わずに、TENGAヘルスケアのスマホ用精子観察キット「MEN’S LOUPE(メンズルーペ)」を購入した。採取した精液を付属のプレートに乗せ、スマホに取り付けた専用のルーペで精子の濃度や運動率を観察できる。

 あくまで簡易検査だが、男性は自分の精子の動きを実際に見られたことで、前向きに妊活に取り組めるようになったという。男性は「ある程度体の状態を知っていれば、その後の妊活がうまくいかない場合に、迷わず病院へ行くきっかけにもなると思う」と話す。

 自宅でできる簡易検査キットは、ここ数年で充実して…

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本橋敦子

毎日新聞経済部記者

 1992年、茨城県水戸市生まれ。2015年、早稲田大学文化構想学部卒、毎日新聞社入社。仙台支局で東日本大震災の被災地を取材し、19年5月から東京本社経済部。コンビニや食品、商社業界など民間の現場を幅広く担当。20年4月からは通信、IT・デジタル業界、総務省を取材している。