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中国シャオミがKDDIと組み「3万円以下日本モデル」

石野純也・ケータイジャーナリスト
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KDDIとタッグを組んで投入する廉価モデルの「Redmi Note 10 JE」
KDDIとタッグを組んで投入する廉価モデルの「Redmi Note 10 JE」

 中国メーカーのシャオミは、KDDIと共同で開発したスマートフォン「Redmi Note 10 JE」を発売する。JEは「ジャパン・エディション」の略で、シャオミが初めて日本市場専用モデルとして投入する端末だ。KDDIの要望を入れ、価格を抑えて5Gに対応した。auとサブブランドのUQモバイルが販売する。

仕様を日本市場に合わせる

 シャオミは、日本への参入当初はグローバルで販売する端末をほぼそのまま日本に投入していた。しかし、2021年からはその戦術を変更し、徐々に日本独自の機能を取り入れている。

 2月には、ソフトバンクとタッグを組み、おサイフケータイに対応した「Redmi Note 9T」を約2万円で発売。SIMフリーモデルとして自身で販売する「Mi 11 Lite 5G」にも、おサイフケータイを搭載した。

 中でも、おサイフケータイ付きで4万円前後で発売した「Mi 11 Lite 5G」は好調だ。同モデルを扱う一部の格安スマホ事業者は、2万円程度の値引きをしており、入荷してもすぐに完売してしまうほどの売れ行きで、シャオミの存在感を高めることに一役買っている。

 ただ、「Redmi Note 9T」や「Mi 11 Lite 5G」は既存の端末にフェリカ・チップを載せただけで、その他の機能はグローバル版と同じだった。そのため、日本市場で求められる防水性能などの機能が弱い。これに対し「Redmi Note 10 JE」は日本に特化した端末で、日本以外でこの端末は販売していない。

 シャオミによると、フェリカの搭載、防水・防塵(ぼうじん)に対応しただけでなく、中央演算処理装置(CPU)な…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。