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KDDIが「5Gホームルーター」料金でドコモに対抗意識

石野純也・ケータイジャーナリスト
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KDDIが8月6日に発売した「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」。製造は中国メーカーのZTE
KDDIが8月6日に発売した「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」。製造は中国メーカーのZTE

 KDDIは、屋内で使う5G対応のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を8月6日に発売した。この機器は、データ容量が無制限の「ホームルータープラン5G」で利用できる。月額料金は5170円だが、「5Gルーター割」を適用すれば、25カ月間、月550円の割引を受けられ月4620円になる。

 料金契約は固定回線と同じ扱いになるため、同じ契約者がauのスマホを利用している場合は、割引サービスの「auスマートバリュー」も適用される。割引額は、データ容量が無制限の「使い放題MAX 5G/4G」で月1100円、データ使用量に応じて料金が変動する「ピタットプラン 5G/4G」は月550円になる。

購入後すぐに使える

 携帯電波を使う据え置き型のルーターは、世界各国で徐々に増えており、光回線などの代替として利用されることが多い。光回線は通信が安定して高速な半面、ケーブル工事が必要になるため、申し込んでもすぐには使えない。マンションなどの共用住宅では、他の住民の利用状況や回線の種類によって、十分な速度が出ないこともある。

 これに対し、ホームルーターは手軽に設置することが可能。購入後、すぐに使えるのがメリットだ。通信速度は光回線に見劣りしていたが、5Gに対応することでこの弱点が解消されつつある。

 「Speed Wi-Fi HOME 5G」は、5Gや4Gを同時に使い、受信時の速度は最大で毎秒2.7ギガビットと高速だ。電波の受信状況や周辺の利用者の数に左右されやすい無線を使うため、最大値が出ることは非常にまれだが、動画やアプリをダウンロードするには十分な仕様と言える。

 KDDIは…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。