人生に必要な「おカネの設計」

「子3人で児童手当年42万」親は教育資金どうためる?

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
  • 文字
  • 印刷
 
 

 会社員で共働きのA郎さん(42)は、妻(39)と小学5年、3年、1年の3人の子供との5人暮らしです。A郎さんの年収は約700万円で、妻は約500万円です。A郎さん夫妻は子供3人分の「児童手当」を受給しています。先日、改正児童手当法が成立し、A郎さんは自分たちに影響があるのか、教育資金をどのようにためていけばよいかと私のところに相談に来ました。

受給の対象は中学卒業まで

 児童手当は、中学校卒業(15歳の誕生日後の最初の3月31日)までの子供を養育している父母などが受給できます。

 手当の額は、3歳未満は1人一律月1万5000円、3歳以上小学校卒業までは第1子と第2子が月1万円で、第3子以降は月1万5000円です。中学生は一律月1万円です。

 A郎さん夫妻の場合、上の2人の子供はそれぞれ月1万円、第3子は月1万5000円で、合わせて月3万5000円の児童手当を受けています。年間では42万円です。

 児童手当の受給対象は、中学校卒業までとなっていますが、人数としては18歳の誕生日後の最初の年度末までの子供までカウントされます。例えば、高校1年、中学1年、小学4年と3人の子供がいる場合、第1子の高校生は受給の対象外です。一方、第3子である小学生の手当額は月1万5000円で、第2子の分と合わせて月2万5000円となります。

所得制限の目安

 児童手当の受給には所得制限があります。所得制限限度額…

この記事は有料記事です。

残り1261文字(全文1857文字)

岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。